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2026年9月10日木曜日

AIで自分の授業を文字起こし

 経済学入門A=マルクス経済学入門を第2学期にやらねばならないが,前回やったのはパンデミック期の2020年度であり,正直細かい部分をよく覚えていない。もともとマルクス経済学原論は,とくに冒頭部分が呪文の暗礁,いや暗誦みたいになりやすい授業なだけに,前回どう工夫してしゃべったのか確認し,うまくしゃべれなかったところを改善しないとまずい。幸い,前回はオンライン講義なので動画がすべてYouTube(非公開)に残っているが,自分がしゃべっているのを21時間,学生みたいに倍速にしても10.5時間聴くのはきつい。そこで文字起こしを企んだ。あいにく,ChatGPTSol5.6ではできないので,課金しているGeminiNotebookでやってみた。ちょっと油断すると勝手に要約しようとするので,何度もクレームを入れ,厳格に条件を指定した。200MB以上のファイルは読み込めないので,大きな動画ファイルを2分割するのはChatGPTにやってもらった。またGeminiは章ごとに全然違う書式でワードファイルに出力するので,最後に27のファイルを一つにまとめて書式を統一するのもChatGPTにやってもらった。結果,約30万字,40×35行で240ページの文字起こしが完成した。分割したところが3秒くらい途切れ,たまに変換間違いがあるが,驚くほどちゃんと文字になっている。昔は講演を文字起こしするというと時間もお金もたいへんかかったものだが,2種のAIの課金と約半日の手間でできた。これでスライドや講義の改良に使える。こんな格調の低い講義をしているのかと言う批判は甘んじて受ける。

 しかし,こうしたAIの活躍ぶりを学生の視線に立って見ると,授業を録音しておいてAIに文字起こしさせればやはり簡単にできるし,それをもとに要約させることもできるし,過去問を解かせることも,「こんな問題が出たらどう答えればよいか」と言う想定問答もできるということではあるまいか。オンライン化とAIで講義の在り方も変わるが,学びの在り方も変わっていくのだろう。それでどこに行き着くのかわからないが。







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