全国霊感商法対策弁護士連絡会記者会見(7月12日)の報道があった。
「昨日の田中統一教会会長のコメントはあまりにも事実に反すると言わざると言わざるを得ない。統一教会として反省していただいて、こういう家族の悲劇、苦痛について配慮していただきたい。一番私達が一番許せないのは、山上さんのお母さんが平成14年,2002年に奈良地裁で自己破産している。その自己破産は、明らかに過度な献金のためだ。それ以外、考えられない。それを機能の記者会見では,その後の献金はないと。おそらく献金させている。借金させても献金させる。カードでの借金をしたために自己破産した信者はたくさんいる、それを白々しく、ああいう形で証言するのは、人前で述べるのは許されない。」
「今後政治家の皆さんも、ああいう社会的団体とエールを交換することは本当に慎重に考えていただきたい。しかしながら、繰り返しになるが、ああいう凶行は許されない。それだけはここでも強調しておきたい」
コメントする。
これまで少なからぬ保守政治家が,「家庭の価値」云々で統一協会やその関連団体に親近感を表明してきた。「神統一韓国のためのTHINK TANK 2022 希望前進大会」で安倍晋三氏も「UPF(天宙平和連合)の平和ビジョンにおいて家庭の価値を強調する点を高く評価いたします」と述べていた(動画確認の上引用)。しかし,統一協会が実際に行ってきたことは,大規模な家庭破壊に他ならなかった。
もう亡くなった私の父,川端純四郎は,浅見定雄教授とともに,統一協会に入信してしまった若者を救出するための活動に一時期奔走していた。当の若者の思想・信条の自由を尊重したうえで対話と説得を行っていたので,救出には大変な手間と時間がかかり,父の憔悴ぶりは横で見ていて非常に心配であった。彼は救出活動に当たり,当人の自由を尊重することと並んで,もう一つ原則を立てていた。それは,救出を試みるのは,家族による本気の救出要請があった場合に限るということだった。彼は,当人に協会のおかしさに気づいてもらうために必要だからだと私に言っていた。また今にして思うと,他人が説得に入らざるをえないほど事態が深刻であるという指標にしていたのだとも思う。つまり,救出活動の一つ一つが,協会の家庭破壊に対する反撃だったのだ。
「【記者会見の全容】「全国霊感商法対策弁護士連絡会」の会見『夫からの暴力』『自己破産』旧統一教会の二世信者も出席し"苦悩" 語る」mbs news,2022年7月19日。
安倍演説の該当箇所は以下の動画より。
「安倍晋三、ドナルド・トランプ、潘基文 THINK TANK 2022/2021年9月12日 清心平和ワールドセンター 194ヶ国 200万名以上直接参加。各国の国営放送などを通し、5億名以上視聴」WP,2021年10月28日。
https://youtu.be/WkCveSTsnlM?t=5502
※2022年7月29日。Abeme Timesリンク切れに伴い,報道のリンク先をmbs newsに付け替え。
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