Ka-Bataブログ

川端望のブログです。経済,経営,社会全般についてのノートを発信します。専攻は産業発展論。研究対象はアジアの鉄鋼業を中心としています。学部向け講義は日本経済を担当。唐突に,特撮映画・ドラマやアニメについて書くこともあります。

2018年10月30日火曜日

仙台市博物館特別展「戊辰戦争150年」

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 仙台市博物館特別展「戊辰戦争150年」。奥羽越列藩同盟の史料を中心とした展示です。写真は仙台藩の洋式軍隊で,降伏後は榎本武揚らとともに函館で戦った額兵隊の軍服。もう一枚は新選組の土方歳三も仙台城を訪れていたという史実にちなんだ写真で,背景写真の奥にある仙台城二の丸は現在東北大学...
2018年10月27日土曜日

学部生卒業論文の研究方法論

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 昨日の学部ゼミ。学部ゼミ生10人が卒論を提出するのだが,一方で働き方改革で卒論提出日が昨年までの1月の休み明けから12月26日に早まったので注意が必要だ(※1)。そこで夏休み直前に進捗報告を提出させてメールコメントし,2学期ゼミの冒頭には中間報告をしたもらったのだが,いくつか気...
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2018年10月22日月曜日

留学生が日本の大学を卒業して就職する際の条件緩和について

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 外国人労働者受け入れ問題について,論点は多々あるが,大学に身近な「留学生が日本の大学を卒業して就職する場合の条件緩和」問題にふれたい。  さて,まず法務省がやろうとしていることを正確に把握したいのだが,公式発表はまだないようだ。「年収300万円以上で日本語を使う職場で働く場...
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2018年10月17日水曜日

鉄鋼業の地球温暖化防止策として,スクラップ利用の拡大を

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 東京都内で開催中の世界鉄鋼協会の大会。『日刊鉄鋼新聞』によれば,世耕経済産業大臣は「日本の優れた省エネ技術・低炭素技術の普及を進め、また石炭の替わりに水素を使って鉄鉱石を還元すると同時に、発生するCO2を分離・回収する世界最先端の技術開発を支援していきたい」とあいさつした。 ...
2018年10月15日月曜日

未来へつなぐべき心とは何か:靖国神社の宮司退任に思う

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 宮司が退任された靖国神社のサイトに行くと,「未来へつなぐ靖国の心 平成31年靖国神社御創立150年」と大々的に宣伝している。また神社の由緒として「国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊みたまを慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です」と書かれている。 ...
2018年10月11日木曜日

就活ルール廃止後に求められる改革の基本方向

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 経団連は就活ルールの廃止を10月9日に決定した。中西会長は同日の記者会見で「今後は、未来投資会議をはじめとする政府の関係会合において、2021年度以降のルールのあり方について議論していくことになる」と述べており,何らかのルールが必要なことは認めている。しかし,それはもはや経団連...
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薄スラブ連続鋳造機は鉄鋼業界をさらに破壊するか?:製鉄プラント小型化の潮流

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 製鉄プラント小型化の潮流が強まっていることについて,『日刊鉄鋼新聞』が記事にした。小型化の中心は薄スラブ連続鋳造機とコンパクトストリップミルの直結システムだが,条鋼のマイクロミル,中型高炉もこの潮流に加えられている。  薄スラブ連鋳のもともとの目的は,設備当たり生産量が小...
2018年10月10日水曜日

アマゾンは,どのような場合に出店者の事業に自ら参入するか

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プラットフォーム研究に挑む院生が見つけて来て,来週ゼミで読む新しい論文。要は,プラットフォーム企業が補完的事業に自ら参入するのはどんな場合かを,アマゾンが出店者の売っているような商品を自ら売り出す場合を事例にして考察する論文。自ら参入すればもうかるかもしれないが,出品者に「サメ...
2018年10月9日火曜日

研究方法論に取り組まざるを得ないことについて

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 先週より大学院ゼミ開始。各自の研究報告のほかに,研究認識論・研究方法論の文献も読むことにし,各種検索結果,院生がレフェリーからこの間受けた指摘などを手掛かりにして以下を選んだ。とにかく,当ゼミからの投稿は私本人を含め「事実発見と事例分析はよくできてる,実践的インプリケーション...
2018年10月8日月曜日

『特撮秘宝』第8号。「特撮の悪役」

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『特撮秘宝』第8号。一般社会に紹介できるネタがほとんどないのだが,表紙を飾る『ウルトラマンA』第23話『逆転!ゾフィ只今参上』の巨大ヤプールにはかろうじてメジャー感があり,わかる人ならわかるかもしれない。このエピソードでは,怪しい老人が「お前は俺を信じなさい,ほれ信じなさい,ほれ...
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自己紹介

川端望 (Nozomu Kawabata)
東北大学大学院経済学研究科教授をしております。本ブログで表明している見解は,すべて私個人のものであり,所属機関の見解ではありません。
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